研究課題
若手研究(B)
本研究では、光刺激により生体活性分子を放出する新しい分子放出システムを開発した。有機分子と金属イオンによって組み上がる多孔性金属錯体は、その孔の中に大量の分子を貯蔵することができる結晶である。この結晶と光熱変換可能な金ナノロッドを融合することで新しいメゾスコピックコンポジットの合成を行った。発光特性を持つアントラセンをプローブ分子として多孔性金属錯体中に貯蔵しておき、光刺激による分子放出制御を蛍光スペクトルにより検出することに成功した。これにより、様々な分子を多孔性金属錯体に閉じ込め、必要な時に取り出すことが可能なシステムの構築に成功した。
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Journal of the American Chemical Society
巻: 135 号: 30 ページ: 10998-11005
10.1021/ja403108x