研究概要 |
二次元角柱周りの流れから発生する空力音を対象とし, Lighthillテンソルを音源とした分離計算を行った. その結果, 角柱中心から下流に渦6つ程度に相当する領域までが遠方音場に寄与する主要な音源であることがわかった. このことは, 渦が角柱から放出される際に成長・変形することが音波の発生に寄与していることを示唆しており, 音場を予測する際は, この領域の音源を流体解析において精度良く捉える必要がある. さらに, 以上のように角柱まわりの空力音源に関して得られた知見を, 強いピーク性の音が問題となるキャビティまわりの流れや平板列まわりの流れへ応用した.
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