研究課題
若手研究(B)
既報のエロージョン予測法を拡張し,液滴衝撃エロージョンをモデル化した.二相流の時間スケールに対し,壁面形状変化の時間スケールが大きいことから,弱連成として取り扱うことができ,衝突液滴の位置・速度を得るため,オイラー・ラグランジュ法を使った.液滴の発生には凝縮を考慮し,発生箇所・直径を計算できるよう拡張した.液膜の存在や衝突による飛沫の効果があるため,損傷量の相関式が固気系よりも複雑となった.相関式は,液滴の衝突速度・衝突角度・材料特性に加え,液膜の有無・衝突による飛沫を考慮して構築した.構築した手法を用いてベンドと低圧タービンを対象とした解析を行い,実験データを妥当に再現できることを示した.
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American Journal of Environmental Protection
巻: Vol. 2, No. 6 ページ: 188-193