研究課題
若手研究(B)
本研究では,マイクロ流体チップ内において,単一珪藻に対して力計測機構を有するマイクロロボットによって力学的な刺激を加え,その時の珪藻の刺激応答特性を定量評価することを試みた.まず,珪藻にダイナミックな刺激を与えるために,ロボット自体に微細加工を施すことで流体抵抗を大幅に低減させ,100 Hzの駆動周波数を実現した.また,ロボットの微細構造が破損しないようにチップ内に封入する方法を新たに提案し,実際にチップを作製することでその有用性を示した.最終的には,開発したマイクロロボットを用いて単一の珪藻を刺激することに成功し,刺激量(印加力)と珪藻内の葉緑体の移動との関係性を明らかにすることに成功した.
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