研究課題
若手研究(B)
強誘電体を記録媒体とし,ナノスケールの分極反転を用いる強誘電体プローブメモリは,記録密度において限界を迎えつつある現行の磁気記録を代替する可能性で知られている.本研究では,分極反転のエネルギー障壁を低減させることで,分極反転を容易化するエネルギーアシスト方式強誘電体記録の実現に向けた基礎研究・装置開発を行った.走査型非線形誘電率顕微鏡(SNDM)をベースとして,既存のSNDM装置に組込可能なヘッドを新規に設計・開発した.また,分極反転に必要な印加電圧を系統的に得る手法を確立するため,反転を検出する非線形誘電率信号に基づいて印加電圧を決めるフィードバック機構について理論的検討と実装を行った.
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