各種通信路におけるＬＤＰＣ畳込み符号の能力評価と性能改善に関する研究

• 研究課題/領域番号: 24760303
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 通信・ネットワーク工学
• 研究機関: 佐賀大学
• 研究代表者: 廣友 雅徳 佐賀大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00529795)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 誤り訂正符号 / LDPC畳込み符号 / 重み分布 / 最小自由距離 / 復号特性 / 多元LDPC符号 / 最小距離

研究成果の概要

LDPC畳込み符号は，低密度のパリティ検査行列を畳込み符号の構造を持たせて設計する誤り訂正符号である．そのような符号の設計方法によって優れた復号特性が得られる．本研究では，各種通信路における能力評価のためのパラメータ（最小自由距離，重み分布）を高速に計算する方法を開発する．LDPC畳込み符号のグラフ構造と代数構造を統合的に活用し，効率的な計算法を実現する．さらに，その能力評価に基づき，LDPC畳込み符号の性能改善を検討する．

研究成果

• [雑誌論文] A Method for Computing the Weight Spectrum of LDPC Convolutional Codes Based on Circulant Matrices (2014)
  • 著者名/発表者名: Masanori Hirotomo, Masakatu Morii
  • 雑誌名: IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences 巻: E97.A 号: 12 ページ: 2300-2308
  • DOI: 10.1587/transfun.E97.A.2300
  • NAID: 130004706388
  • ISSN: 0916-8508, 1745-1337
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] On Computing the Weight Distribution of Non-Binary LDPC Codes Using the Probabilistic Algorithm (2014)
  • 著者名/発表者名: Masanori Hirotomo, Jun'ichi Tsurumi, Masakatu Morii
  • 雑誌名: Proc. 2014 International Symposium on Information Theory and its Applications (ISITA2014) 巻: 1 ページ: 11-15
  • 査読あり
• [雑誌論文] Syndrome Decoding of Symbol-Pair Codes (2014)
  • 著者名/発表者名: Masanori Hirotomo, Makoto Takita, Masakatu Morii
  • 雑誌名: Proc. 2014 IEEE Information Theory Workshop (ITW2014) 巻: 1 ページ: 163-167
  • NAID: 130005111988
  • 査読あり
• [雑誌論文] On the Probabilistic Computation Method with Reliability for the Weight Distribution of LDPC Codes (2012)
  • 著者名/発表者名: Masanori Hirotomo, Masami Mohri, Masakatu Morii
  • 雑誌名: IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences 巻: E95.A 号: 4 ページ: 790-800
  • DOI: 10.1587/transfun.E95.A.790
  • NAID: 10030937959
  • ISSN: 0916-8508, 1745-1337
  • 査読あり
• [雑誌論文] An Efficient Method for Computing the Weight Spectrum of LDPC Convolutional Codes Constructed from Quasi-Cyclic Codes (2012)
  • 著者名/発表者名: Masanori Hirotomo, Masakatu Morii
  • 雑誌名: Proc. 2012 International Symposium on Information Theory and its Applications (ISITA2012) 巻: 1 ページ: 551-555
  • 査読あり
• [学会発表] シンボルペア符号のシンドローム復号法について (2014)
  • 著者名/発表者名: 瀧田愼，廣友雅徳，森井昌克
  • 学会等名: 第36回情報理論とその応用シンポジウム（SITA2014）
  • 発表場所: 富山県
  • 年月日: 2014-12-12
• [学会発表] 多元LDPC符号の確率的な重み分布計算法について（III） (2014)
  • 著者名/発表者名: 廣友雅徳，鶴見淳一，森井昌克
  • 学会等名: 第36回情報理論とその応用シンポジウム（SITA2014）
  • 発表場所: 富山県
  • 年月日: 2014-12-11
• [学会発表] シンボルペア通信路における巡回符号の復号法について (2014)
  • 著者名/発表者名: 瀧田愼，廣友雅徳，森井昌克
  • 学会等名: 電子情報通信学会 情報理論研究会
  • 発表場所: 千葉県
  • 年月日: 2014-09-19
• [学会発表] シンボルペア畳込み符号の構成と最小ペア自由距離の評価について (2014)
  • 著者名/発表者名: 笹倉力，廣友雅徳，森井昌克
  • 学会等名: 電子情報通信学会 情報理論研究会
  • 発表場所: 兵庫県神戸市
  • 年月日: 2014-07-18
• [学会発表] 2元線形符号のTrapping Redundancyの評価について
  • 著者名/発表者名: 廣友雅徳，渡邊江実日，上原健
  • 学会等名: 電子情報通信学会情報理論研究会
  • 発表場所: あわら温泉 まつや千千(福井県あわら市)
• [学会発表] 巡回符号の構造を用いた最小ペア距離を求める方法
  • 著者名/発表者名: 杉本卓也，廣友雅徳，森井昌克
  • 学会等名: 電子情報通信学会情報理論研究会
  • 発表場所: 早稲田大学(東京都)
• [学会発表] シンボルペア符号の最小ペア距離を求める方法について
  • 著者名/発表者名: 杉本卓也，廣友雅徳，森井昌克
  • 学会等名: 第36回情報理論とその応用シンポジウム
  • 発表場所: 伊東ホテル聚楽(静岡県伊東市)
• [学会発表] 時変LDPC畳込み符号の重み分布の評価について
  • 著者名/発表者名: 廣友雅徳，森井昌克
  • 学会等名: 第36回情報理論とその応用シンポジウム
  • 発表場所: 伊東ホテル聚楽(静岡県伊東市)
• [学会発表] シンボルペア符号のシンドローム復号法について
  • 著者名/発表者名: 瀧田愼，廣友雅徳，森井昌克
  • 学会等名: 電子情報通信学会情報理論研究会
  • 発表場所: 名古屋大学(愛知県名古屋市)
• [学会発表] An Efficient Method for Computing the Weight Spectrum of LDPC Convolutional Codes Based on Circulant Matrices
  • 著者名/発表者名: Masanori Hirotomo, Masakatu Morii
  • 学会等名: 2012 IEEE International Symposium on Information Theory (ISIT2012), Recent Results Session
  • 発表場所: Cambridge, Massachusetts, USA
• [学会発表] 擬巡回符号から構成されるLDPC畳込み符号の重み分布計算について
  • 著者名/発表者名: 廣友雅徳，森井昌克
  • 学会等名: 電子情報通信学会 情報理論研究会
  • 発表場所: 群馬県
• [学会発表] 多元LDPC符号の確率的な重み分布計算法について
  • 著者名/発表者名: 鶴見淳一，廣友雅徳，森井昌克
  • 学会等名: 第35回情報理論とその応用シンポジウム（SITA2012）
  • 発表場所: 大分県
• [学会発表] 擬巡回符号から構成されるLDPC畳込み符号の重み分布計算法
  • 著者名/発表者名: 廣友雅徳，森井昌克
  • 学会等名: 第35回情報理論とその応用シンポジウム（SITA2012）
  • 発表場所: 大分県
• [学会発表] 多元LDPC符号の確率的な重み分布計算法について（II）
  • 著者名/発表者名: 鶴見淳一，廣友雅徳，森井昌克
  • 学会等名: 電子情報通信学会 情報理論研究会
  • 発表場所: 大阪府大阪市