研究課題
若手研究(B)
本研究では、長期間・長時間に及ぶ在宅介護を行ったALS遺族を対象に、療養環境から生活環境へと再編していく過程や要点を明らかにすることを目的とし、以下の知見を得た。①療養を終えた遺族の7割が高齢であり、仕事に従事していないケースが多いこと、それによって生活時間の再編にも時間がかかり、介護時間が外出行為に取って代わっていること。②療養室はおよそ8畳の大きさであり、現在空室である場合が多いこと、罹病者の逝去後の住まいの変遷では、復元・半復元・再構築・変化なしの4パターンに概ね分けられ、再構築を行う人が最も多いこと、その傾向は都市LDK型の住まいにやや顕著にみられたこと等が明らかとなった。
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