研究課題/領域番号 |
24760530
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 横須賀市自然・人文博物館 |
研究代表者 |
菊地 勝広 横須賀市自然・人文博物館, その他部局等, 学芸員 (80321892)
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研究協力者 |
飯島 和歌子
Altman M. Clement École polytechnique
Nghiem Nicolas École polytechnique
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 横須賀製鉄所 / 横須賀造船所 / 煉瓦寸法 / メートル法 / 耐震 / 破壊強度試験 / ヴェルニー / フロラン / 規則書 / フランス語版 / フランス / 建築技術史 / ティボディエ / モンゴルフィエ / 国際情報交換 |
研究成果の概要 |
横須賀製鉄所の歴史は、日本の工業技術発展の根幹に結び付いている点で重要といえる。度量衡については、メートル法を先駆的に導入し、1尺を303㎜と換算する等、尺貫法を今日に近い数値で換算していた。更に、幕末期から耐震を意識していたことが明らかとなった。特に、第1号船渠では、耐震性と維持費の検討結果から、浅瀬に建設する方式から半島を掘り込んで建設する方式に設計変更され、地盤を強化する工事も行われていた。建物についても地盤改良と基礎工事を意識して行っていた事が明らかとなった。耐震の検討の前提となる材料研究についても、強度試験を含む本格的なもので、今日と同様に材料の変形解析も行われていた事が確認された。
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