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茅葺屋根の多様性とその成立過程に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24760531
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 建築史・意匠
研究機関独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所

研究代表者

黒坂 貴裕  独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 主任研究員 (70419901)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2012年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード技術史 / 建築構法 / 建築史
研究概要

本研究の目的として、1:茅葺道具の変遷とその地域性、2:史料と道具から見た中世以前の茅葺方法、3:逆葺き構法の分布と変遷、以上の3点を研究課題として設定している。今年度は、前年度にまとめた研究課題1・2についての論文を補強・検証することを目的として、茅葺道具の調査事例を増やした。
今年度は、青森県に所在する旧笠石家住宅(十和田市、重要文化財)において、屋根修理の際に用いた茅葺道具を調査した。ここでは茅葺コテの変遷のうち、古い段階のワラゴテをはじめとして、タタキ板、ツキゴテの各段階のコテを確認した。また、京都府に所在する美山民俗資料館では、茅葺ハサミのうち、古い形式のヨコバサミ(反りのないハサミ)を確認した。以上のように、現在では使われない古式の茅葺道具が民俗資料館などに残されていることから、茅葺道具の変遷を遡る研究について可能性が広がるとともに、地域性についても明らかにできる可能性がある。また、調査の結果は前年度の論文を補強するものであった。
現地調査のほかにも情報収集を継続して調査研究の準備を進め、ススキやヨシなどの現在一般的な素材以外の茅葺材についても着目した。これは特に研究課題3に関連すると予想している。これまでの調査結果に加えて残されている研究課題3について明らかにすることで、研究全体としては、全国的に真葺きを限られた種類の茅でおこなっている現状に対して、多様な茅葺の姿を提示できるものと考えられる。

報告書

(2件)
  • 2013 実績報告書
  • 2012 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 中世の茅葺きについて ー「地蔵菩薩霊験記絵」(根津美術館蔵)からー2012

    • 著者名/発表者名
      黒坂貴裕
    • 雑誌名

      文化財論叢IV

      巻: IV ページ: 1119-1128

    • 関連する報告書
      2012 実施状況報告書
    • 査読あり

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公開日: 2013-05-31   更新日: 2019-07-29  

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