研究課題/領域番号 |
24760551
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
林 幸壱朗 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (80580886)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2012年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 磁気ハイパーサーミア / MRI / ナノ医療 / セラノスティクス / ナノ粒子 / 超常磁性 / マグネタイト / 酸化鉄 / 磁性ナノ粒子 / 国際情報交換 |
研究概要 |
本研究では、磁気共鳴画像法(MRI)と磁気温熱療法(磁気ハイパーサーミア)を一体化する「セラノスティクス」の実現を可能にするような磁性ナノ粒子の開発に取り組んだ。葉酸とポリエチレングリコールを修飾した超常磁性マグネタイトナノ粒子クラスター(FA-PEG-SPION NCs)を担癌マウスに静脈内投与することで、MRIで腫瘍を造影することに成功した。さらに、このNCsを静脈内投与したマウスに人体に無害な交流磁場を印加すると、腫瘍のみが加熱され、腫瘍の温度は周囲の正常組織の温度よりも約6℃高くなった。この結果、腫瘍細胞の増殖を抑制でき、生存率を大幅に改善することができた。
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