研究課題
若手研究(B)
ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属イオンが共存する水溶液においても、セシウムイオンを選択的に認識できるベンゾクラウンエーテルの誘導体(アセチル型ジベンゾ-20-クラウン-6-エーテル)を開発し、これをシリカゲル粒子や高分子微粒子に担持させたハイブリッド型の分離材料を開発することに成功した。さらに、中性子小角散乱法と密度汎関数理論(DFT)計算を用いることでベンゾクラウンエーテルとセシウムイオンによる錯体構造を明らかにしたところ、ベンゼン環のパイ電子とセシウムのd軌道の相互作用がイオンの選択認識に深く関わることが明らかになった。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (10件) 備考 (1件) 産業財産権 (4件)
Macromolecules
巻: 45 号: 23 ページ: 9435-9444
10.1021/ma301776b
http://wwwapr.kansai.jaea.go.jp/srrc/research02/acc.html