研究課題/領域番号 |
24770018
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
川北 篤 京都大学, 生態学研究センター, 准教授 (80467399)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2013年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2012年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | コミカンソウ属 / ハナホソガ属 / 絶対送粉共生系 / 異所的種分化 / 生殖隔離 / 多様化 / ニューカレドニア / コミカンソウ科 / 種特異性 / 分子系統解析 / 種分化 |
研究概要 |
密接な共生関係を保ちながら多様化を遂げたコミカンソウ科植物と,その送粉者であるハナホソガ属ガ類を用い,植物の多様化過程における送粉者の役割を分析した。ニューカレドニアのコミカンソウ属とハナホソガ属では,相互作用をもつ植物と送粉者の分布はほとんどの場合一致せず,送粉者は植物の種分化を直接引き起こしてはいないことが示唆された。また,奄美大島に生育する4種のカンコノキ属植物は,送粉者が種特異性であることによって共存が可能になっていた。植物の多様化における送粉者の役割は,種分化を直接引き起こすことではなく,すでに種が分かれている植物の共存を促すことで,環境収容力を高めることであるという考えを提唱した。
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