有尾両生類の求愛行動発現に関わるホルモンの協調作用メカニズム

• 研究課題/領域番号: 24770060
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 形態・構造
• 研究機関: 東邦大学
• 研究代表者: 蓮沼 至 東邦大学, 理学部, 講師 (40434261)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2012年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
• キーワード: 求愛行動 / アカハライモリ / 雄性ホルモン / プロラクチン / アルギニンバソトシン / 脳 / 下垂体 / 有尾両生類 / ホルモン

研究概要

アカハライモリ雄の求愛行動発現にはプロラクチンやアルギニンバソトシンなどの複数のホルモンが協調して作用する。中でも雄性ホルモンであるアンドロジェンは重要な分子である。本研究では中枢神経系でのアンドロジェン受容体（AR）の発現分布を詳細に解析し、求愛行動発現に重要な部位にARが発現していることを突き止めた。求愛行動発現に関与するホルモンの協調作用を分子レベルで解析するための基礎となるデータを得た。

研究成果

• [雑誌論文] Expression of G proteins in the olfactory receptor neurons of the new, Cynops pyrrhogaster: Their unique projection into the olfactory bulbs (2014)
  • 著者名/発表者名: Nakada T, Hagino-Yamagishi K, Nakanishi K, Yokosuka M, Saito TR, Toyoda F, Hasunuma I, Nakakura T, Kikuyama S
  • 雑誌名: Journal of comparative neurology 巻: 印刷中 号: 15 ページ: 19-19
  • DOI: 10.1002/cne.23619
  • 査読あり
• [雑誌論文] Roles of arginine vasotocin ｒeceptors in the brain and pituitary of submammalian ｖertebrates (2013)
  • 著者名/発表者名: Hasunuma I.,Toyoda F., Okada R., Yamamoto K., Kadono Y., Kikuyama S.
  • 雑誌名: International Review of Cell and Molecular Biology 巻: Chapter 54 ページ: 191-225
  • DOI: 10.1016/b978-0-12-407696-9.00004-x
  • 査読あり
• [雑誌論文] Involvement of the neurosteroid 7α-hydroxypregnenolone in the courtship behavior of the male newt Cynops pyrrhogaster (2012)
  • 著者名/発表者名: Fumiyo Toyoda
  • 雑誌名: Hormones and Behavior 巻: 62 号: 4 ページ: 375-380
  • DOI: 10.1016/j.yhbeh.2012.07.001
  • 査読あり
• [学会発表] アカハライモリ脳における甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン前駆体遺伝子の発現 (2014)
  • 著者名/発表者名: 石川由里菜、小林哲也、岩室祥一、菊山榮、蓮沼至
  • 学会等名: 日本動物学会第66回関東支部大会
  • 発表場所: 東京大学, 千葉県柏市
  • 年月日: 2014-03-15
• [学会発表] ウシガエルの生体防御におけるCatesbeianalectinの多機能性 (2014)
  • 著者名/発表者名: 内山愛里、望月拓也、小西裕己、蓮沼至、小林哲也、菊山榮、岩室祥一
  • 学会等名: 日本動物学会第66回関東支部大会
  • 発表場所: 東京大学, 千葉県柏市
  • 年月日: 2014-03-15
• [学会発表] トノサマガエル皮膚由来細胞株LAH2の生体防御ペプチド (2014)
  • 著者名/発表者名: 齋藤朗、川崎はるな、蓮沼至、小林哲也、菊山榮、岩室祥一
  • 学会等名: 日本動物学会第66回関東支部大会
  • 発表場所: 東京大学, 千葉県柏市
  • 年月日: 2014-03-15
• [学会発表] ウシガエル舌における抗菌ペプチド遺伝子の発現 (2014)
  • 著者名/発表者名: 宍戸駿、大森聖也、近藤博匡、蓮沼至、岩室祥一、菊山榮、小林哲也
  • 学会等名: 日本動物学会第66回関東支部大会
  • 発表場所: 東京大学, 千葉県柏市
  • 年月日: 2014-03-15
• [学会発表] 変態期のウシガエル幼生におけるPRL受容体とENaC mRNAの発現動態 (2014)
  • 著者名/発表者名: 柿崎諒、蓮沼至、山本和俊、菊山榮、小林哲也
  • 学会等名: 日本動物学会第66回関東支部大会
  • 発表場所: 東京大学, 千葉県柏市
  • 年月日: 2014-03-15
• [学会発表] アカハライモリ脳内雄性ホルモン受容体の発現 (2013)
  • 著者名/発表者名: 鯉渕俊彦、豊田ふみよ、伊藤洋一、岩室祥一、菊山榮、蓮沼至
  • 学会等名: 第38回日本比較内分泌学会大会
  • 発表場所: 宮崎市民プラザ, 宮崎県宮崎市
  • 年月日: 2013-10-25
• [学会発表] ファブリキウス嚢におけるfowlicidin-2の生理機能の解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 近藤博匡、武田あすな、蓮沼至、岩室祥一、菊山榮、古舘宏之、小林哲也
  • 学会等名: 第38回日本比較内分泌学会大会
  • 発表場所: 宮崎市民プラザ, 宮崎県宮崎市
  • 年月日: 2013-10-25
• [学会発表] ウシガエルTRH前駆体mRNA発現に及ぼす環境温度の影響 (2013)
  • 著者名/発表者名: 木幡奈都乃、中野真樹、小林哲也、蓮沼至、山本和俊、菊山榮、岡田令子
  • 学会等名: 第38回日本比較内分泌学会大会
  • 発表場所: 宮崎市民プラザ, 宮崎県宮崎市
  • 年月日: 2013-10-25
• [学会発表] 生体防御ペプチドにおける多機能性の測定法の確立 (2013)
  • 著者名/発表者名: 寒河江望、小西裕己、森田愁、蓮沼至、小林哲也、菊山榮、岩室祥一
  • 学会等名: 日本動物学会第84回大会
  • 発表場所: 岡山大学, 岡山県岡山市
  • 年月日: 2013-09-28
• [学会発表] ファブリキウス嚢におけるfowlicidinの発現と生理機能の解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 近藤博匡、武田あすな、蓮沼至、岩室祥一、菊山榮
  • 学会等名: 日本動物学会第84回大会
  • 発表場所: 岡山大学, 岡山県岡山市
  • 年月日: 2013-09-28
• [学会発表] アカハライモリ中枢神経系における雄性ホルモン受容体の発現 (2013)
  • 著者名/発表者名: 鯉渕俊彦、豊田ふみよ、伊藤洋一、岩室祥一、菊山榮、蓮沼至
  • 学会等名: 日本動物学会第84回大会
  • 発表場所: 岡山大学, 岡山県岡山市
  • 年月日: 2013-09-27
• [学会発表] アカハライモリ求愛行動発現に関与するホルモンの相互関係 (2013)
  • 著者名/発表者名: 豊田ふみよ、蓮沼至、原口省吾、中田友明、山本和俊、筒井和義、菊山榮雄
  • 学会等名: 日本動物学会第84回大会
  • 発表場所: 岡山大学, 岡山県岡山市
  • 年月日: 2013-09-27
• [学会発表] アカハライモリ精巣および腹部肛門腺における雄性ホルモン受容体の発現 (2013)
  • 著者名/発表者名: 鯉渕俊彦、伊藤洋一、岩室祥一、菊山榮、蓮沼至
  • 学会等名: 日本動物学会第65回関東支部大会
  • 発表場所: 東京工業大学, 東京都
  • 年月日: 2013-03-16
• [学会発表] アカハライモリ嗅上皮のプロラクチン受容体と性ステロイドホルモン受容体の発現解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 蓮沼至、鯉渕俊彦、豊田ふみよ、中田友明、山本和俊、菊山榮
  • 学会等名: 第37回日本比較内分泌学会大会
  • 発表場所: 福井大学, 福井県福井市
  • 年月日: 2012-11-30
• [学会発表] プロラクチンとエストロジェンによるアカハライモリの水中移行と嗅覚上皮の組織学的変化 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中田友明、中西功樹、山岸公子、豊田ふみよ、蓮沼至、菊山榮
  • 学会等名: 第37回日本比較内分泌学会大会
  • 発表場所: 福井大学, 福井県福井市
  • 年月日: 2012-11-30
• [学会発表] アカハライモリ中枢神経系における雄性ホルモン受容体の発現
  • 著者名/発表者名: 鯉渕俊彦、豊田ふみよ、伊藤洋一、岩室祥一、菊山榮、蓮沼至
  • 学会等名: 日本動物学会第84回大会
  • 発表場所: 岡山大学（岡山県岡山市）
• [学会発表] 雄アカハライモリ求愛行動発現に関与するホルモンの相互関係
  • 著者名/発表者名: 豊田ふみよ、蓮沼至、原口省吾、中田友明、山本和俊、筒井和義、菊山榮
  • 学会等名: 日本動物学会第84回大会
  • 発表場所: 岡山大学（岡山県岡山市）
• [学会発表] 生体防御ペプチドにおける多機能性の測定法の確立
  • 著者名/発表者名: 寒河江望、小西裕己、森田愁、蓮沼至、小林哲也、菊山榮、岩室祥一
  • 学会等名: 日本動物学会第84回大会
  • 発表場所: 岡山大学（岡山県岡山市）
• [学会発表] ファブリキウス嚢におけるfowlicidinの発現と生理機能の解析
  • 著者名/発表者名: 近藤博匡、武田あすな、蓮沼至、岩室祥一、菊山榮
  • 学会等名: 日本動物学会第84回大会
  • 発表場所: 岡山大学（岡山県岡山市）
• [学会発表] ウシガエルTRH前駆体mRNA発現に及ぼす環境温度の影響
  • 著者名/発表者名: 木幡奈都乃、中野真樹、小林哲也、蓮沼至、山本和俊、菊山榮、岡田令子
  • 学会等名: 第38回日本比較内分泌学会大会
  • 発表場所: 宮崎市民プラザ（宮崎県宮崎市）
• [学会発表] アカハライモリ脳内雄性ホルモン受容体の発現
  • 著者名/発表者名: 鯉渕俊彦、豊田ふみよ、伊藤洋一、岩室祥一、菊山榮、蓮沼至
  • 学会等名: 第38回日本比較内分泌学会大会
  • 発表場所: 宮崎市民プラザ（宮崎県宮崎市）
• [学会発表] ファブリキウス嚢におけるfowlicidin-2の生理機能の解析
  • 著者名/発表者名: 近藤博匡、武田あすな、蓮沼至、岩室祥一、菊山榮、古舘宏之、小林哲也
  • 学会等名: 第38回日本比較内分泌学会大会
  • 発表場所: 宮崎市民プラザ（宮崎県宮崎市）
• [学会発表] ウシガエルの生体防御におけるCatesbeianalectinの多機能性
  • 著者名/発表者名: 内山愛里、望月拓也、小西裕己、蓮沼至、小林哲也、菊山榮、岩室祥一
  • 学会等名: 日本動物学会 第66回関東支部大会
  • 発表場所: 東京大学（千葉県柏市）
• [学会発表] トノサマガエル皮膚由来細胞株LAH2の生体防御ペプチド
  • 著者名/発表者名: 齋藤朗、川崎はるな、蓮沼至、小林哲也、菊山榮、岩室祥一
  • 学会等名: 日本動物学会 第66回関東支部大会
  • 発表場所: 東京大学（千葉県柏市）
• [学会発表] ウシガエル舌における抗菌ペプチド遺伝子の発現
  • 著者名/発表者名: 宍戸駿、大森聖也、近藤博匡、蓮沼至、岩室祥一、菊山榮、小林哲也
  • 学会等名: 日本動物学会 第66回関東支部大会
  • 発表場所: 東京大学（千葉県柏市）
• [学会発表] 変態期のウシガエル幼生におけるPRL受容体とENaC mRNAの発現動態
  • 著者名/発表者名: 柿崎諒、蓮沼至、山本和俊、菊山榮、小林哲也
  • 学会等名: 日本動物学会 第66回関東支部大会
  • 発表場所: 東京大学（千葉県柏市）
• [学会発表] アカハライモリ脳における甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン前駆体遺伝子の発現
  • 著者名/発表者名: 石川由里菜、小林哲也、岩室祥一、菊山榮、蓮沼至
  • 学会等名: 日本動物学会 第66回関東支部大会
  • 発表場所: 東京大学（千葉県柏市）
• [学会発表] アカハライモリ嗅上皮のプロラクチン受容体と性ステロイドホルモン受容体の発現解析.
  • 著者名/発表者名: 蓮沼至, 鯉渕俊彦, 豊田ふみよ, 中田友明, 山本和俊, 菊山榮.
  • 学会等名: 第37回日本比較内分泌学会大会及びシンポジウム
  • 発表場所: 福井大学（福井県）
• [学会発表] プロラクチンとエストロジェンによるアカハライモリの水中移行と嗅覚上皮の組織学的変化.
  • 著者名/発表者名: 中田友明, 中西功樹, 山岸公子, 豊田ふみよ, 蓮沼至, 菊山榮.
  • 学会等名: 第37回日本比較内分泌学会大会及びシンポジウム
  • 発表場所: 福井大学（福井県）
• [学会発表] アカハライモリ精巣および腹部肛門腺における雄性ホルモン受容体の発現
  • 著者名/発表者名: 鯉渕俊彦,伊藤洋一,岩室祥一,菊山榮,蓮沼至
  • 学会等名: 日本動物学会第65回関東支部大会
  • 発表場所: 東京工業大学（東京都）
• [図書] Sodefrin and related pheromones. In "Handbook of Biologically Active Peptides second edition" (A. Kastin, Ed) (2013)
  • 著者名/発表者名: Kikuyama S, Toyoda F, Yamamoto K, Iwata T, Nakada T, Hasunuma I
  • 出版者: Academic Press, New York
• [図書] Handbook of Biologically Active Peptides (2013)
  • 著者名/発表者名: Kikuyama, S., Toyoda, F., Yamamoto, K., Iwata, T., Nakada, T., Hasunuma, I.
  • 総ページ数: 2032
  • 出版者: Elsevior
• [備考]
  • URL: http://www.lab.toho-u.ac.jp/sci/bio/regl/index.html