研究課題/領域番号 |
24770075
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物多様性・分類
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岸田 拓士 京都大学, 野生動物研究センター, 助教 (40527892)
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研究協力者 |
THEWISSEN J. G. M. Hans
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 鯨類 / 海洋環境適応進化 / ゲノム / 組織化学 / 化学感覚 / 進化 / 海洋環境適応 / ホッキョククジラ / クロミンククジラ / 嗅球 / 化石鯨類 / 国際情報交換 / アメリカ合衆国 / ヒゲクジラ |
研究成果の概要 |
ヒゲクジラ亜目に属すホッキョククジラの嗅球を組織化学的手法で解析したところ、嗅球の背側に糸球体が存在しないことが示された。また、クロミンククジラ(ヒゲクジラ亜目)の全ゲノムを解読して解析した結果、嗅球の背側領域に特異的な遺伝子が全て失われていた。嗅球背側に糸球体が分布しない変異マウスの研究によって、嗅球の背側は、天敵臭や腐敗物臭に対する先天的な忌避行動を司ることが解明されている。ヒゲクジラ類はこうした忌避行動を海洋環境適応進化の過程で失ったのだろう。
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