研究課題
若手研究(B)
細胞膜における現象を明らかにするため、脂質ラフトの動態や性質、細胞骨格との相関を明らかにする必要がある。本研究は、HeLa細胞の細胞伸展をモデルとして全反射顕微鏡を用いて細胞膜における脂質を正確に可視化する事により、脂質ラフトの動態を調査した。細胞伸展において細胞膜外層のラフト脂質は段々と分離し、別々のドメインを形成した。コレステロールドメインは糸状仮足先端に局在し、秩序液体層様の性質を示した。このドメイン形成は、ドメインの裏側でシグナル脂質PIP2、低分子量Gタンパク質Cdc42、その制御下のABCタンパク質ABCA1によるフィードバック制御機構を介して動的に制御される可能性が示唆された。
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Journal of Lipid Research
巻: 54 号: 10 ページ: 2933-2943
10.1194/jlr.d041731
最新精神医学
巻: 51 17巻3号 ページ: 765-775