研究課題/領域番号 |
24780026
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
園芸学・造園学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
黒江 美紗子 九州大学, 持続可能な社会のための決断科学センター, 助教 (30612965)
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連携研究者 |
蒔田 明史 秋田県立大学, 生物資源科学部・生物環境科学科, 教授 (60315596)
金田 吉弘 秋田県立大学, 生物資源科学部・生物環境科学科, 教授 (30347207)
佐藤 孝 秋田県立大学, 生物資源科学部・生物環境科学科, 准教授 (20274582)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 耕作放棄 / 水田生態系 / モザイク環境 / カエル / 安定同位体比 / 土地利用変化 / 里山 / 生物多様性 / 中山間地 / 安定同位体 / 里山の生物多様性 / 農業生態系 |
研究概要 |
本研究の目的は、急増する農地の耕作放棄が、これまで維持されてきた野生動物の種多様性に及ぼす影響を明らかにすることである。放棄地面積が異なる地域を対象に徘徊性昆虫、両生類、鳥類の生息数調査を行ったところ、耕作放棄の出現は森林から農地にやってくる昆虫類、カエル類の移動を阻害すること、放棄後に出現する草地が隠れ家や採餌場所となることで、農地性の昆虫、カエル、鳥類の個体数や種数を増やすことが明らかとなった。生息密度を増加させる要因の解明には、個体の行動観察や栄養段階を推定する安定同位体比分析を行った。なかでもカエル類は、草丈の低い放棄水田に入り、日常的に昆虫を採餌していることが明らかになった。
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