研究課題
若手研究(B)
本研究では、モンシロチョウメス成虫とアブラナ科植物が自然に揮散しているヘッドスペースとの相互作用について解明することを目的とした。アブラナ科植物のキャベツに対する生育期間中のヘッドスペース揮発性成分の経時変化は、生育するにつれ増加したが、メス成虫の選好性は、60日以降大幅に多くなったが、キャベツのヘッドスペース量とメス成虫の飛来数との間に相関は認められなかった。以上より、今回確立したヘッドスペース回収法により回収したキャベツ揮発性成分は、メス成虫を誘引可能であることが判明した。