カイコにおけるＤＮＡメチル化修飾の機能解明

• 研究課題/領域番号: 24780050
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 応用昆虫学
• 研究機関: 独立行政法人農業生物資源研究所
• 研究代表者: 立松 謙一郎 独立行政法人農業生物資源研究所, 遺伝子組換えカイコ研究開発ユニット, 主任研究員 (30373252)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: DNA methylation / silkworm / Bombyx mori / transgenic / silk gland / sericin 1

研究成果の概要

カイコを含む多くの昆虫種においては、ゲノムDNAのメチル化修飾の機能は詳細には明らかになっていない。そこで本研究では、絹糸腺のゲノムDNAにおけるメチル化DNA解析、絹糸腺および全身におけるDNAメチル基転移酵素の強制発現を行った。その結果、・セリシン１遺伝子の周辺にDNAメチル化修飾を受けている領域が有り、そのメチル化の頻度は中部絹糸腺よりも後部絹糸腺の方が高いこと、・ヒトDNMT1を中部絹糸腺で強制発現した場合は、同時に発現させた組換えタンパク質の発現量が低下すること、・ヒトDNMT1を全身で強制発現した場合は、致死の表現型を示すことが明らかになった。

研究成果

• [学会発表] カイコにおけるDNAメチル基転移酵素の強制発現の 影響 (2014)
  • 著者名/発表者名: 立松 謙一郎、早川 舞、内野 恵郎、瀬筒 秀樹
  • 学会等名: 日本分子生物学会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2014-11-25