• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

放線菌A-ファクター依存性遺伝子群の時空間的発現系に関するバイオイメージング

研究課題

研究課題/領域番号 24780066
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 応用微生物学
研究機関東京大学

研究代表者

七宮 英晃  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 特任助教 (50366944)

研究期間 (年度) 2012
研究課題ステータス 中途終了 (2012年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2013年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード応用微生物 / 細菌 / ゲノム / 遺伝子発現 / 放線菌 / ストレプトマイシン / ABCトランスポーター / StrVW
研究概要

放線菌S. griseusにおいて、A-ファクター制御カスケードにおける主要な転写活性化因子AdpAは、形態分化・二次代謝関連遺伝子群の制御に必須である。特定の培養時期にてAdpAによって発現活性化されるこれら遺伝子群は、その機能に応じて細胞内の異なる部位にて発現している必要があると思われる。
しかし、その詳細は不明である。本年度においては、AdpAの菌糸内における経時的発現分布と局在、およびAdpA依存性の形態分化もしくは二次代謝関連遺伝子群の経時的な発現分布と局在を、蛍光顕微鏡を用いて細胞レベルにて明らかにすることを目的として、共焦点レーザー蛍光顕微鏡を用いた顕微鏡観察の手法開発と各種融合遺伝子の構築、ならびにストレプトマイシン分泌装置、StrV/StrWの機能解析を行った。その結果、顕微鏡観察手法の観察については当初の計画をほぼ達成することができ、構築した解析手法によって、以下のような成果を得た。
1)AdpAの構造遺伝子の転写はほぼすべての菌糸にて認められたが、AdpAタンパク質は気中菌糸(胞子鎖)には存在しないことが判明した。
2)AdpA依存性遺伝子のうち、adsA遺伝子の転写に由来するレポータータンパク質(mCherry)の蛍光は気中菌糸の「根元」、いわゆるsubapical stem付近と気中菌糸に認められた。形態分化に必須なadsAの転写にこうした菌糸内部位特異性が認められたことは本研究が初めてである。
3)ストレプトマイシン分泌装置と予想されていたStrV/StrWについて、これらが実際にストレプトマイシン分泌に寄与していること、ならびに菌糸細胞膜に両者が共局在していることをFRET(Fluorescence resonance energy transfer : 蛍光共鳴エネルギー転移)観察によって示した。本成果は学会にて発表し、かつ、平成25年度中に論文として投稿予定である。

報告書

(1件)
  • 2012 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Streptomyces griseusにおけるストレプトマイシン分泌装置StrVWの機能解析2012

    • 著者名/発表者名
      七宮英晃、毛利佳弘、大西康夫
    • 学会等名
      2012年度 日本放線菌学会大会
    • 発表場所
      府中の森芸術劇場(東京都府中市)
    • 年月日
      2012-09-07
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] 放線菌Streptomyces griseusにおけるABCトランスポーターStrVWの機能解析2012

    • 著者名/発表者名
      七宮英晃、毛利佳弘、大西康夫
    • 学会等名
      平成24年度 (2012年度)グラム陽性菌ゲノム機能会議
    • 発表場所
      焼津グランドホテル(静岡県焼津市)
    • 年月日
      2012-09-01
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書

URL: 

公開日: 2013-05-31   更新日: 2019-07-29  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi