研究課題
若手研究(B)
3種類の植物レクチン(ニホンニワトコレクチン、デイゴマメレクチン、ヒイロチャワンタケレクチン)に対して架橋複合体形成能と高結合親和性をあわせもつ低分子型多価性糖鎖材料の開発に成功した。さらに、骨格部やスペーサー部、糖鎖部をそれぞれ改変することで、架橋複合体の大きさや形成様式が変化することや、結合親和性が飛躍的に上昇することを明らかにした。また今回の研究において、我々が機能設計した多価性糖鎖材料は今回研究に用いた直径が数~数十ナノメートルほどの糖結合性タンパク質(レクチン)に対してだけでなく、直径が百ナノメートル程のウイルス粒子に対しても架橋複合体を形成可能な多価性糖鎖材料であることを実証した。
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