研究課題/領域番号 |
24780162
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 独立行政法人森林総合研究所 |
研究代表者 |
釣田 竜也 独立行政法人森林総合研究所, 九州支所, 主任研究員 (30353775)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 森林土壌 / 粗大孔隙 / 選択流 / マトリックス流 / 溶存物質 / 移動量 / テンションライシメータ / ゼロテンションライシメータ / 溶存炭素 / 溶存成分濃度 |
研究成果の概要 |
森林土壌中の溶存物質の移動における選択流の寄与を明らかにすることを目的として、森林土壌中の粗大孔隙を経由する選択流の中の溶質移動量と土壌マトリックスを経由するマトリックス流の溶質移動量を個別に観測し、比較した。 その結果、土壌が比較的湿潤な斜面下部地点では土壌マトリックス経由の溶質移動が、土壌が比較的乾燥した斜面上部地点では選択流経由の溶質移動が支配的であることが分かった。斜面上部では、落葉層を通過した水に比較的高濃度に含まれる溶存有機炭素やカリウム、カルシウムなどを高濃度のまま速やかに深部に輸送する経路として粗大孔隙の寄与が大きいことが明らかになった。
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