研究課題
若手研究(B)
本研究では、イヌの神経症状が疑われた症例のN.caninum抗体保有状況の調査を実施した。神経症状を示した症例の抗体保有率は有意に高く、MRI上の特徴として、130頭中、21頭においてDural tail signが認められ、N.caninumの抗体陽性率と髄膜腫との間に関連性がある事が示唆された。手術症例20症例において病理織学的検索において髄膜腫の症例は17症例であり、うち15例で抗体陽性と判定された。いずれの組織においても虫体は検出されなかった。髄膜腫症例で脳脊髄液の採取可能なものは5症例、および組織サンプルをreal time PCRで検索したが、いずれも陽性症例は得られなかった。
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Vet I
巻: 06 ページ: 18-22
Clin Vaccine Immunol
巻: 19 ページ: 411-417