研究課題/領域番号 |
24780316
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床獣医学
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研究機関 | 日本獣医生命科学大学 |
研究代表者 |
田島 剛 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 助教 (60508878)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 中鎖脂肪酸 / TLR4 / 消化管常在型マクロファージ / iNOS / NO / 平滑筋収縮機能障害 / エイコサペンタエン酸 / 第四胃平滑筋収縮機能障害 / 第四胃変異 / 平滑筋 / 一酸化窒素 / ドコサヘキサエン酸 / 第四胃変位 / 脂肪酸 / ラウリン酸 / ミリスチン酸 / ω-3脂肪酸 |
研究成果の概要 |
本研究では乳牛の第四胃変位発症の背景に存在する第四胃運動機能障害の発症機構を明らかにするため、中鎖脂肪酸が第四胃平滑筋収縮を抑制するという仮説のもと、その証明と病態治療への応用をめざして研究を遂行した。その結果、1)第四胃変位罹患牛では脂肪蓄積器官である第四胃で中鎖脂肪酸が局所的に増加する 2)中鎖脂肪酸は消化管常在型マクロファージのTLR4を介しiNOS発現を誘導してNOを産生し、第四胃運動を抑制する 3)第四胃変位罹患牛ではTLR4シグナルを抑制するエイコサペンタエン酸の血中含有量が減少している ことを明らかにした。本研究は第四胃変位の発症機序解明と新たな診断法開発に役立つものである。
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