研究課題
若手研究(B)
モデル生物である線虫には、D-アミノ酸を酸化的に分解する酵素の遺伝子が4つ存在する。1つは中性・塩基性D-アミノ酸を基質とするD-アミノ酸オキシダーゼで、他の3つは酸性D-アミノ酸を基質とするD-アスパラギン酸オキシダーゼである。これらの遺伝子それぞれに欠失のある変異株では、D-アミノ酸の体内含量が上昇するとともに産卵数の低下などが認められる。そこで、各変異株における生殖細胞の形成能や神経伝達を解析し、野性株と比較した。また、変異株で発現が変動している遺伝子群をDNAマイクロアレイ解析により同定し、同定した遺伝子群が関わる代謝経路における代謝産物の含量などを調べ、野性株との違いを解析した。
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