研究課題
若手研究(B)
ホウ素クラスターの物理化学的特性を利用して、生体内に影響をもたらす分子を認識する化合物を創製した。本研究で見出したフッ素イオンを選択的に認識し蛍光を発する化合物は、環境汚染物質であるフッ素イオンの検出に利用可能である。塩素イオンを選択的に認識する化合物は、イオンチャネルとして嚢胞性線維症などの難治性疾患に応用が期待される。また、本研究で合成したアニオン認識化合物の中から、癌細胞の増殖を抑制する化合物も見出し、その活性にホウ素クラスターの構造が重要であることを確認した。本研究の成果は、ホウ素クラスターによる分子認識を創薬へ応用するきっかけとなる新たな発見である。
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