研究課題
若手研究(B)
心臓・血管運動を支配する交感神経活動の先天的な亢進は、神経性高血圧をもたらす可能性が示唆されているが、その脳内メカニズムは不明なままである。そこで、本研究では、交感神経活動にみられる呼吸性活動に着目し、交感神経活動の異常亢進による神経性高血圧がもたらされる原因についての詳細な解析を行った。その結果、循環調節中枢ニューロン活動の呼吸相特異的な抑制、低酸素環境下に対するATPを介した循環調節中枢ニューロン応答の抑制の存在が明らかとなった。これらの結果は、高血圧にみられる交感神経活動の異常亢進に関するメカニズムをさらに詳細に解明する上で、非常に重要な知見となるものと考えられる。
すべて 2015 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (5件)
Experimental Physiology
巻: 99(11) 号: 11 ページ: 1453-1466
10.1113/expphysiol.2014.080069