研究課題/領域番号 |
24790234
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
|
研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
片倉 賢紀 島根大学, 医学部, 助教 (40383179)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2012年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 多価不飽和脂肪酸 / 神経新生 / ドコサヘキサエン酸 / エイコサペンタエン酸 / 遊離脂肪酸受容体 / fatty acid / docosahexaenoic acid / neurogenesis / docosanoids / 神経幹細胞 / Gタンパク質共役型受容体 |
研究概要 |
記憶・学習における情報伝達物質としての多価不飽和脂肪酸の役割を解明するために研究を行った。ω-3多価不飽和脂肪酸を投与したラットの海馬では脳由来神経栄養因子の増加とともに、記憶学習能の向上が認められた。神経幹細胞からニューロンへの分化はドコサヘキサエン酸だけでなくエイコサペンタエン酸でも促進された。しかし、その機構は両者で異なる様式であった。遊離多価不飽和脂肪酸受容体GPR40作動薬により、神経幹細胞からニューロンおよびアストロサイトへの分化が促進された。これらの結果より、ω-3多価不飽和脂肪酸は記憶学習能の向上に神経幹細胞の分化促進を介して作用すると考えられる。
|