研究課題/領域番号 |
24790272
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
伊藤 孝 千葉大学, 医学部附属病院, 特任助教 (20597124)
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研究協力者 |
南野 徹 新潟大学, 医歯学総合研究科, 教授 (90328063)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2013年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2012年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 慢性炎症 / 細胞老化 / 血管内皮細胞 / CDC42 / 動脈硬化 / 寿命 / 老化 / PAK2 / 個体老化 |
研究概要 |
慢性炎症、すなわち弱くて長期に渡る免疫細胞の活性化はがん、動脈硬化、アルツハイマーなどの年齢とともに起こる多くの疾患の原因である。その原因はまだよくわかっておらず根本的な治療法もない。本研究では、体中に広く分布する血管内皮細胞で細胞老化が誘導されると、CDC42が活性化することをヒト培養細胞で見出した。さらにその働きにより炎症が強まり、動脈硬化が促進することをマウスでも見つけた。さらにモデル生物線虫を用いて、CDC42が過剰な免疫反応の促進と、それによる寿命の短縮を引き起こす事も見つけた。以上から生物種を超えて、CDC42が細胞老化に伴う慢性炎症の誘導、寿命短縮に寄与する可能性がある。
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