研究課題
若手研究(B)
「酵素抗原法」は、酵素やビオチンなどで標識した抗原を用いて、組織内の特異抗体産生細胞を可視化する組織化学的手法である。本研究では、酵素抗原法によって関節リウマチ病変滑膜における自己抗体産生細胞の証明を試みた。ヒトIgGに対する自己抗体を産生する形質細胞の可視化に成功した。一部のヒト抗原(FKBP4およびMAP1 LC3B)を免疫したラットのリンパ節で酵素抗原法を行ったところ、特異抗体産生細胞を確認できたが、ヒトのリウマチ滑膜では陰性だった。対象となる抗体産生細胞が病変部に局在していない可能性が示唆された。その他の自己抗原については病変部における抗体産生の可能性があるため、今後検討が必要である。
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J Immunol Method
巻: 387 ページ: 57-70
http://info.fujita-hu.ac.jp/pathology1/
http://info.fujita-hu.ac.jp/pathology1/study/kenkyuindex.htm