ＡＳＰＬ－ＴＦＥ３標的分子の同定による胞巣状軟部肉腫分子病態の解析

研究課題

研究課題/領域番号	24790387
研究種目	若手研究(B)
配分区分	基金
研究分野	実験病理学
研究機関	鳥取大学
研究代表者	石黒尚子鳥取大学, 医学部, 助教 (50346350)
研究協力者	吉田春彦
研究期間 (年度)	2013-02-01 – 2018-03-31
研究課題ステータス	完了 (2017年度)
配分額 *注記	4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円) 2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円) 2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円) 2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード	軟部腫瘍 / 病態解析 / 融合遺伝子 / 腫瘍
研究成果の概要	本研究課題では、ASPL-TFE3キメラ遺伝子の標的遺伝子を同定し、その肉腫発生における生物学的役割を検討した。その結果、ASPL-TFE3標的遺伝子としてp21とシグナル伝達関連因子を同定した。ASPL-TFE3はp21を介して細胞老化ならびに細胞老化関連分泌現象（SASP）関連因子の発現を誘導した。また、シグナル伝達関連因子を介して、シグナル伝達系の異常と細胞運動性の亢進を惹起した。以上より、ASPL-TFE3は標的遺伝子を介して細胞老化やシグナル伝達系の異常を誘導し、肉腫の発生および病態に寄与することが示唆された。

報告書

(6件)