研究課題
若手研究(B)
これまでに統合失調症関連蛋白質DISC1と結合する新規の蛋白質CAMDIを発見した。CAMDI遺伝子のノックアウトマウスを作製した結果、神経細胞の移動異常、樹状突起の短縮、スパイン密度の増加が認められた。そこで本年度は行動学的な解析を行い、精神疾患様の表現型の有無を調べた。その結果、多動や社会性の低下、繰り返し行動の増加など、自閉症を含む発達障害とよく似た表現型が認められた。CAMDI遺伝子は染色体2q31の領域に存在するが、この領域は自閉症患者におけるリスク領域であることも知られている。CAMDIの異常が発達障害の発症に関与する可能性が示唆された。
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Mol. Cell
巻: 51 (1) ページ: 20-34
巻: 51 号: 1 ページ: 1-15
10.1016/j.molcel.2013.04.023
巻: in press
http://logos.ls.toyaku.ac.jp/Life-Science/lmb-8/