研究課題
若手研究(B)
多くの病原細菌は、III型分泌装置を用いて宿主細胞内へエフェクターと呼ばれる病原因子を送り込み、宿主細胞機能を撹乱する。本研究では、サルモネラIII型分泌装置のアンフォールダーゼによる基質選択が、AAA+プロテアーゼClpXPの基質選択と同様の機構で行なわれていることを生化学/構造生物学的解析により見出した。 この知見を元に、3次元構造レベルでの構造特性解析を取り入れる形で、エフェクター予測アルゴリズムを改良した。本手法で得られたエフェクター候補のうち9件について検証を行ない、STM1239を含む5件の遺伝子が実際にサルモネラ培養上清に分泌されるTTSS基質であることを確かめた。
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Antimicrob Agents Chemother
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http://www.p.chiba-u.ac.jp/lab/bisei/
http://www.p.chiba-u.ac.jp/lab/bisei/software/