セーフコミュニティ・モデルの有効性の評価に関する研究

• 研究課題/領域番号: 24790497
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 医療社会学
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 冨尾 淳 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (10569510)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: セーフティプロモーション / セーフコミュニティ / 傷害予防 / 地域防災 / 医療政策評価

研究成果の概要

住民および自治体内の様々な部門が協働して地域の安全・安心を目指すセーフコミュニティ活動について、活動に取組む自治体で調査を実施し、組織体制およびプログラム立案のプロセス、事故や傷害の発生動向、傷害予防や防災活動の現状と課題について分析した。セーフコミュニティ活動を実施する自治体で事故や傷害の発生の減少傾向や予防行動の改善傾向が確認された。他の自治体との比較に基づく活動の有効性については現段階では明らかにできなかったため、引き続き評価を続ける必要がある。科学的に効果が実証されているプログラムを優先的に採用し、これに対応した評価指標を設定することが重要である。

研究成果

• [雑誌論文] Emergency and disaster preparedness for chronically ill patients: a review of recommendations (2014)
  • 著者名/発表者名: Tomio J, Sato H
  • 雑誌名: Open Access Emergency Medicine 巻: 6 ページ: 69-79
  • DOI: 10.2147/oaem.s48532
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Household and community disaster preparedness in Japanese provincial city: A population-based household survey (2014)
  • 著者名/発表者名: Tomio J, Sato H, Matsuda Y, Koga T, Mizumura H
  • 雑誌名: Advances in Anthropology 巻: 4 号: 02 ページ: 68-77
  • DOI: 10.4236/aa.2014.42010
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Using health insurance claim information for evacuee medical support and reconstruction after the Great East Japan Earthquake. (2013)
  • 著者名/発表者名: Tanihara S, Tomio J, Kobayashi Y
  • 雑誌名: Disaster Med Public Health Prep. 巻: 7 号: 4 ページ: 403-407
  • DOI: 10.1017/dmp.2013.41
  • 査読あり
• [学会発表] レセプトを用いたアルツハイマー病患者に対する向精神薬の処方率 (2014)
  • 著者名/発表者名: 窪山泉、豊川智之, 冨尾淳、中村文明、小林廉毅
  • 学会等名: 日本公衆衛生学会総会
  • 発表場所: 宇都宮東武ホテルグランデ（宇都宮市）
  • 年月日: 2014-11-05 – 2014-11-07
• [学会発表] 災害情報をトリアージするシステム開発の試み (2014)
  • 著者名/発表者名: 中尾博之、冨尾淳
  • 学会等名: 日本救急医学会総会
  • 発表場所: 福岡国際会議場（福岡市）
  • 年月日: 2014-10-28 – 2014-10-30
• [学会発表] 地方都市における地域防災活動への住民参加の現状と課題 (2014)
  • 著者名/発表者名: 冨尾 淳, 水村 容子, 山田 省吾，萩原敏雄，新井 寛
  • 学会等名: 第19回日本集団災害医学会総会・学術集会
  • 発表場所: 東京国際フォーラム（東京都千代田区）
• [学会発表] 小諸市のセーフコミュニティ活動に伴う外傷調査について ICD-10を用いたデータ収集の取り組み (2013)
  • 著者名/発表者名: 望月 新, 花里 恵二, 宮原 千秋, 小田中 道子, 塚原 照臣, 冨尾 淳
  • 学会等名: 第39回日本診療情報管理学会学術大会
  • 発表場所: つくば国際会議場（つくば市）
• [学会発表] Injury surveillance system in the Safe Communities in Japan (2013)
  • 著者名/発表者名: Jun Tomio, Hiroyuki Nakao
  • 学会等名: 7th Asian Conference on Emergency Medicine
  • 発表場所: 東京国際フォーラム（東京都千代田区）
• [学会発表] Disaster prevention programs as a part of community safety promotion (2013)
  • 著者名/発表者名: Jun Tomio, Hajime Sato
  • 学会等名: 18th World Congress on Disaster and Emergency Medicine
  • 発表場所: Manchester Central（Manchester, UK）
• [学会発表] わが国のセーフコミュニティ活動における対策設定プロセスの現状と課題 (2013)
  • 著者名/発表者名: 冨尾淳，佐藤元，水村容子
  • 学会等名: 日本セーフティプロモーション学会 第6回学術大会
  • 発表場所: 兵庫教育大学神戸サテライト（神戸市）
• [学会発表] 小諸市外傷調査委員会の活動 (2012)
  • 著者名/発表者名: 冨尾淳
  • 学会等名: 第9回日本市民安全学会小諸大会
  • 発表場所: 小諸市文化センター（小諸市）
• [学会発表] Injury surveillance system using the injury registry database in a regional core hospital (2012)
  • 著者名/発表者名: Jun Tomio, Teruomi Tsukahara, Eiji Hanazato, Iwao Kashiwagi, Hiroki Yamamoto, Ryoko Izawa
  • 学会等名: 6th Asian Regional Conference on Safe Communities
  • 発表場所: サンシャインシティ・コンファレンスルーム（豊島区）