研究課題
若手研究(B)
頸動脈の位相差トラッキング法による弾性率を算出するための画像解析に関わる一連の作業をシステム化した。第1に頸動脈プラークの弾性率分布図と病理組織との比較を行った。弾性率分布図の解析を高性能に保つためにはフレームレートに制限があり、課題となることが明らかとなった。第2に高血圧症における位相差トラッキング法による頸動脈弾性率の有用性を検討した。IMTが肥厚し、プラークが多いほど血管弾性が悪く、弾性率が高い患者は脈波伝播速度が速くなるという結果が得られた。また、塩分摂取量および中心血圧は弾性率と正の相関がみられた。心血管イベントがある群では弾性率が高値であったが、有意差はみられなかった。
すべて 2012
すべて 雑誌論文 (1件)
日本臨床検査医学会
巻: 60巻 ページ: 887-894
10031123909