研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、地域代表前思春期児童において、母乳栄養の期間と前思春期における精神的健康の関係を検討することである。相関分析の結果、exclusive breastfeeding4か月群と6か月群の間で、ウエルビーイングや抑うつ、精神病様症状に差はなかった。一方で、性別、月齢、世帯年収、妊娠中の母の喫煙、調査時点での母の抑うつを調整した重回帰分析の結果、母乳栄養期間の長さとウエルビーイングの間には有意な正の相関が、抑うつとの間には負の相関がみられた。本研究の結果から、母乳栄養期間が長いほど前思春期における精神的健康度が高いことが示唆される。今後は、両者の関係の機序を解明する研究が望まれる。
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BMC Psychiatry
巻: 17;13 号: 1 ページ: 30-30
10.1186/1471-244x-13-30
Psychiatric Services
巻: in press