研究課題
若手研究(B)
この研究は、膵がんの新たな治療戦略を検討するため、形質関連遺伝子を同定する方法である機能スクリーニング系を用いた膵がん抑制的マイクロRNAの同定ならびにその機能解析を目的としている。マイクロRNA前駆体発現ウイルスライブラリーの各クローンを検出するマイクロアレイを設計し、膵がん細胞株やマウス個体においてライブラリ導入前と導入後のクローン数を半定量的に比較することで膵がんの増殖を抑制するマイクロRNAが同定された。このうち、microRNA-34(miR-34)を導入した膵がん細胞株の遺伝子発現マイクロアレイの解析により、細胞周期に関与する経路がその腫瘍増殖抑制効果の作用機序の一つと考えられた。
すべて 2014
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)
Plos ONE
巻: 9 号: 4 ページ: e92921-e92921
10.1371/journal.pone.0092921