研究課題
若手研究(B)
消化管間葉系腫瘍GISTの病態解明を目的に悪性化に関与する新規遺伝子を同定する研究を行った。まず中心的な役割をするkit遺伝子が他の遺伝子をどのように影響するかを調べるため細胞株を用いマイクロアレイ解析を行ったところ1000以上の遺伝子発現が有意に変動していた。変動幅の大きい遺伝子を実際のGIST検体で調べたが悪性予測遺伝子は見つからなかった。そこで臨床的に良性に近いものと悪性であったGIST8検体をマイクロアレイで解析し、悪性群で大きく発現亢進した遺伝子を9つ同定することが出来た。今後はこの結果を用いてGIST悪性化に関する遺伝子を絞り込んでいくことで病態が更に解明されていくと考える。
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