配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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研究概要 |
Barrett食道及び腺癌発生におけるNotchシグナルとKLF4の関連については明らかとなってない。そこで、食道扁平上皮の恒常性維持におけるNotchシグナルとKLF4の機能解析を行うと共に、Barrett食道及びBarrett食道を発生母地とした腺癌の発症機構におけるNotchシグナルとKLF4の関与の詳細を解明することを目的とし、これまでに以下の研究実績を得た。平成24年度は食道扁平上皮・Barrett食道におけるNotchシグナルとKLF4発現状況の解析を行い、蛋白レベル(Western Blot)及びmRNAレベル(定量PCR)にてBarrett食道・腺癌におけるNotch1発現は食道扁平上皮と発現に差を認めず、Barrett食道組織において有意なHes1発現低下とMath1/Hath1,KLF4発現亢進を認めた。 1.ヒトBarrett食道細胞株(CP-A)においてCdx2-siRNAをトランスフェクションし、Cdx2を抑制した際のNotchシグナル関連因子の発現状況の解析 上記の実験系においてNotchシグナル関連因子とKLF4の蛋白発現を免疫組織染色法にて検討を行い、Cdx2-siRNAに導入によって有意なHes1発現低下とMath1/Hath1,KLF4発現亢進を認めた。 2.ヒト食道扁平上皮細胞株(Het-1A)を用いてKLF4発現ベクター導入によるKLF4強制発現系におけるNotchシグナル関連因子とCdx2の発現状況の解析 KLF4発現ベクター導入を導入した系においてNotchシグナル関連因子とKLF4の蛋白発現を免疫組織染色法にて検討を行い、有意なHes1発現低下とMath1/Hath1,Cdx2発現亢進を認めた。
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