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遊離脂肪酸による心筋毒性・保護における免疫細胞の役割

研究課題

研究課題/領域番号 24790742
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 循環器内科学
研究機関東京大学

研究代表者

江口 航生  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20529094)

研究期間 (年度) 2012
研究課題ステータス 中途終了 (2012年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2013年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード脂肪毒性 / 心不全 / 慢性炎症
研究概要

メタボリックシンドロームに関連した最終的な死因においては心血管病が大きな割合を占めている。
そこで、今回の研究は、肥満・メタボリックシンドロームにおける心筋毒性のメカニズムを解明することを目標とし、その鍵となる代謝ストレスとして、食事の種類により大きく組成が異なり、メタボリックシンドロームで血中濃度が上昇している遊離脂肪酸に着目した。特に血中遊離脂肪酸の30-40%を占める長鎖飽和脂肪酸であるパルミチン酸に着目して実験を構築した。長鎖飽和遊離脂肪酸の果たす役割を検討する方法として我々が独自に確立した単一種遊離脂肪酸の経静脈的投与法を利用し、さらにそのメカニズムのとして、免疫細胞の活性化・動員、それに続く慢性炎症の心機能障害への寄与を解析した。
まずパルミチン酸持続投与モデルにおいて心室のmRNAレベルを検討すると、パルミチン酸負荷が心臓内に炎症を惹起する事を確認した。さらに、フローサイトメーターにより細胞集団の変化について検討をおこなうと、免疫細胞の集積が生じており、このことが炎症の惹起においては一つの重要なメカニズムであることを見いだした。メタボリックシンドロームの病態においては、代謝ストレス以外にもneurohumoralな刺激が合併することにより病態が惹起されている可能性を考え、アンジオテンシンII負荷をパルミチン酸負荷に加えると、心筋内の炎症が強く増幅されることが明らかとなった。
以上のin vivoでの検討を元に、現在心筋プライマリーカルチャーにおけるパルミチン酸およびアンギオテンシン負荷の影響を観察することによって、心筋細胞内での現象と、免疫細胞との相互作用によって生じる現象を分けて考えることができると考え、現在実験系を構築している。

報告書

(1件)
  • 2012 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Lipotoxicity involves inflammatory processes mediated by TLR4 signaling in both cardiovascular and metabolic tissues2012

    • 著者名/発表者名
      江口航生
    • 学会等名
      第44回日本動脈硬化学会
    • 発表場所
      ヒルトン福岡シーボーグ
    • 年月日
      2012-07-19
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書

URL: 

公開日: 2013-05-31   更新日: 2019-07-29  

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