研究課題
若手研究(B)
近年、循環器疾患の罹患率上昇に伴い、動脈硬化性疾患予備群の増加が危惧されている。疾病の予防と早期発見を目指す予防医学に欠かせないのは疫学研究であり、健常人の集団から均質的な情報を引き出し包括的な臨床研究を行うことは重要である。申請者は、東京大学検診部のデータベース構築に携わり、横断・コホート研究を多面的に行ってきた。酸化ストレスに着目した研究では、生体内の酸化促進因子である慢性炎症や感染が動脈硬化に及ぼす影響に焦点をおき、鉄過剰状態が、動脈硬化を促進的することを見出した他、凍結保血清の酸化促進因子を測定し影響を分析した。また、潜在的な甲状腺機能異常と循環器疾患の関りについても新たな知見を得た。
すべて 2015 2014 2013 2012
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (9件)
日本人間ドック学会誌
巻: 29 ページ: 484-489
130004942592