研究課題
若手研究(B)
p21は細胞周期を調節する主要な因子であるが、肥満モデルマウスの脂肪細胞および肝細胞では細胞周期はG0期であるにも関わらず、p21の発現が亢進している。これまでの研究から、培養脂肪細胞におけるp21の過剰発現はインスリンによる糖取り込み能を低下させ、またp21欠損マウスは高脂肪食負荷時にインスリン抵抗性を呈しにくいことが判明している。p21の既知のターゲット分子としてはCDKs(cyclin-dependent kinases)が知られている。そこでCDKs阻害作用を持つ複数の化合物を3T3-L1脂肪細胞に添加すると、インスリン刺激による糖取り込みが減少することを確認できた。
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