研究課題
若手研究(B)
造血細胞移植後の免疫寛容に不可欠である制御性T細胞(Treg)について、移植後環境での相対的なIL-2不足を基盤とするTreg恒常性異常を発見し、この恒常性異常は少量IL-2投与により可逆的に補正しうることを臨床研究により明らかにした。一方で、マウスモデルによる解析では、多彩な生理活性を有するIL-2投与は、ホストの免疫状態やIL-2投与方法により、免疫寛容を導くだけでなく、状況により、免疫賦活を来しうることが確認された。今後は、IL-2投与による免疫変容効果の包括的な理解と、患者免疫モニタリング系の充実を通じて、個々の患者の状態や目的に応じたテーラーメイド型IL-2療法の確立を目指したい。
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