急性骨髄性白血病における腫瘍マーカーと予後予測遺伝子セットの探索

• 研究課題/領域番号: 24790980
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 血液内科学
• 研究機関: 福島県立医科大学
• 研究代表者: 松本 勇人 福島県立医科大学, 医学部, 研究員 (70528083)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: マイクロアレイ / 予後予測 / DNAマイクロアレイ / 急性骨髄性白血病 / 腫瘍マーカー

研究成果の概要

白血病の予後予測法開発のために、DNAマイクロアレイにより多数の白血病骨髄サンプルを解析した結果、予後に関わる可能性のある68遺伝子を抽出した。さらにこれまでに報告された予後予測のためのスコアリングシステムと対比させてクラスタ解析を行ったところ20遺伝子で急性骨髄性白血病の予後を良好群と不良群に分けられることが判明した。この20遺伝子セットの有用性を検証するため、すでに予後が判明している過去の骨髄サンプルにおける発現を検証コホートとして検討している。さらにDNAマイクロアレイにて骨髄異形成症候群から急性骨髄性白血病への移行に関与する遺伝子も見出しており、さらにその詳細につき検討を加えている。

研究成果

• [雑誌論文] Somatic 15q break after long-term stable disease in acute myeloid leukemia (2014)
  • 著者名/発表者名: Harada-Shirado K, Ikeda K, Matsumoto H, Shiga Y, Furukawa M, Takahashi H, Ohkawara H, Noji H, Hashimoto Y, Waguri S, Watanabe S, Ogawa K, Takeishi Y
  • 雑誌名: Clinical Lymphoma, Myeloma & Leukemia 巻: 14 号: 2 ページ: e69-e72
  • DOI: 10.1016/j.clml.2013.10.009
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Efficacy of 1.0% chlorhexidine-gluconate ethanol compared with 10% povidone-iodine for long-term central venous catheter care in hematology departments: A prospective study (2014)
  • 著者名/発表者名: Yamamoto N, Kimura H, Misao H, Matsumoto H, Imafuku Y, Watanabe A, Mori H, Yoshida A, Miura S, Abe Y, Toba M, Suzuki H, Ogawa K, Kanemitsu K
  • 雑誌名: American Journal of Infection Control 巻: 42 号: 5 ページ: 574-576
  • DOI: 10.1016/j.ajic.2013.12.023
  • 査読あり / オープンアクセス
• [学会発表] Double Ph染色体にmicro BCR-ABLを伴ったCMLの一例
  • 著者名/発表者名: 原田佳代, 池田和彦, 古川未希, 高橋裕志, 松本勇人, 大河原浩, 野地秀義, 田崎和洋, 小川一英, 竹石恭知
  • 学会等名: 第19回 造血器腫瘍研究会
  • 発表場所: 福島市
• [学会発表] Breast tumor as a presentation of extranodal T-cell lymphoblastic lymphoma-clinical and pathological analysis
  • 著者名/発表者名: Harada-Shirado K, Ikeda K, Hashimoto Y, Kawana S, Matsumoto H, Ohkawara H, Noji H, Abe M, Ogawa K, Takeishi Y
  • 学会等名: The 4th JSH International Symposium 2013 in Ehime
  • 発表場所: Matsuyama, Japan
• [学会発表] ラスブリカーゼにより透析離脱後、寛解に導入し得たバーキットリンパ腫/白血病の一例
  • 著者名/発表者名: 阿部 理, 池田和彦, 原田佳代, 古川未希, 松本勇人, 助川真純, 高橋裕志, 七島晶子, 大河原浩, 野地秀義, 小川一英, 竹石恭知
  • 学会等名: 第60回 福島血液研究会
  • 発表場所: 福島市
• [学会発表] Expression of NECDIN in acute myeloid leukemia (AML)
  • 著者名/発表者名: Ikeda K, Ogawa K, Harada-Shirado K, Shiga Y, Furukawa M, Takahashi H, Matsumoto H, Ohkawara H, Noji H, Takeishi Y
  • 学会等名: 第75回 日本血液学会学術集会
  • 発表場所: 札幌市
• [学会発表] POEMS症候群に対してauto PBSCTを施行した一例
  • 著者名/発表者名: 助川真純, 高橋裕志, 大河原浩, 七島晶子, 横川哲朗, 古川未希, 原田佳代, 松本勇人, 池田和彦, 野地秀義, 小川一英, 大戸 斉, 竹石恭知
  • 学会等名: 第36回 日本造血細胞移植学会総会
  • 発表場所: 宜野湾市