核膜孔関連白血病の発症メカニズムの解明

• 研究課題/領域番号: 24790986
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 血液内科学
• 研究機関: 独立行政法人国立がん研究センター
• 研究代表者: 島 豊 独立行政法人国立がん研究センター, 研究所, 研究員 (90572298)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2012年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: 白血病 / 核膜孔

研究概要

NUP98は核膜孔構成タンパク質であるが、NUP98遺伝子は急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群で多くのパートナー遺伝子と融合遺伝子を形成することが知られ、NUP98融合遺伝子をもつ白血病は予後不良である。
本研究で、NUP98融合タンパク質に代謝関連タンパク質が結合することを明らかとし、この代謝関連タンパク質を阻害するとNUP98融合遺伝子をもつ白血病細胞のコロニー形成能が特異的に阻害された。この結果は、予後不良なNUP98融合遺伝子をもつ白血病の治療ターゲットとしてこの代謝関連タンパク質が有効であることを示唆する。