研究成果の概要 |
脱メチル化剤であるデシタビンは抗白血病薬であるクロファラビンやエトポシドの殺細胞効果を相乗的に増加させること、また、その殺細胞効果はカスパーゼ-3/7を介するものであることが確認された。また、デシタビンはBID, BAX, BAD, PUMA, CASP3のmRNA発現を増加させることを確認した。しかし、BID, BAX, BAD, CASP3はデシタビンによって脱メチル化されたわけではなかった。網羅的な遺伝子発現解析とメチル化状態解析を行った。その結果、デシタビンによってAATKのCpG領域が脱メチル化され、遺伝子発現が増加したことが判明した。
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