研究課題
若手研究(B)
本研究は、次世代遺伝子解析技術を用いて性分化疾患(DSD: Disorders of sex development)患者における既知および新規原因遺伝子変異を同定することを目的に行われた。257例に対して次世代遺伝子解析を行った。特記すべき成果は下記の通りである。(1)重度のDSDの47症例のうち、8例で病的意義が明確な既知遺伝子変異、29例で候補遺伝子変異、4例で染色体微小欠失を検出した。(2)尿道下裂の150症例のうち、7例で既知遺伝子変異、23例で疾患感受性多型を同定した。(3)低ゴナドトロピン性性腺機能低下症例においてはじめてFGF8遺伝子のフレームシフト変異を同定した。
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