研究課題
若手研究(B)
早産児では晩期循環不全という突然の低血圧を発症する疾患があり、病因は副腎機能が関与していると考えられている。早産児の副腎ステロイド分泌パターンが生後どの様に変化するかは判明していない。早産児の副腎機能を評価するため最も信頼性の高いLCMSMS法を用い、早産児では晩期循環不全発症群と非発症群では生後のステロイド分泌パターンが異なり、副腎機能の成熟に差があることが判明した。晩期循環不全を発症する早産児では出生早期のコルチゾール分泌量が多いがコルチゾンは非発症群と差を認めない。コルチゾール、コルチゾンおよびアルドステロンの日齢による変化によって晩期循環不全発症児を抽出できる可能性が示された。
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