研究課題
若手研究(B)
円形脱毛症の脱毛斑部の生検検体を用いて、Th1型、Th2型、Th17型、Treg型のいずれの免疫反応が有意に引き起こされているかを免疫組織学的に検討した。円形脱毛症病変部における炎症性サイトカインとその関連分子の発現は、RT-PCR法による遺伝子発現検索と免疫組織染色による分子発現局在の検討を行った。円形脱毛症の発症機序解析のための組織学的検討からは、Th1/Th17系の組織学的反応が円形脱毛症病変部で起こっていることを示唆した。本研究での免疫系への臨床的影響と病理学的検討は、円形脱毛症病態の一側面を示したと考える。
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Dermatology
巻: 227 号: 1 ページ: 78-82
10.1159/000353159