研究課題
若手研究(B)
リゾリン脂質合成酵素の一つであるAutotaxin(以下ATX)は、リゾフォスファチヂン酸を合成することで、多種多様な役割を発揮している。本研究では、ATXを高発現する細胞において、ステロイドホルモンによりATX mRNAが低下することを発見した。さらに、ステロイドを内服する患者では、内服開始前と比較して血中ATXの低下を認め、ステロイド内服量と血中ATX濃度は有意な逆相関を示した。また、マウスの精巣上体脂肪組織を用いた実験からは、これらの変化が脂肪組織からのATX 産生低下によるものである可能性が示唆された。
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Clin Chim Acta
巻: 415 ページ: 74-80
10.1016/j.cca.2012.10.003
巻: 415C ページ: 74-80