研究課題/領域番号 |
24791141
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
FAROOQ Muhammad 新潟大学, 医歯(薬)学総合研究科, 研究員 (30596911)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Wntシグナル / 毛包 / 内毛根鞘 / ケラチン71 / beta-catenin / keratin 71 |
研究概要 |
成長期毛包を形成する層構造の中で、内毛根鞘は、中央に位置する毛髪の成長を支持する大変重要な役割を担っている。しかしながら、同層構造の分化機構については未知の部分が多い。本研究では、Wntシグナルに着目し、毛包内毛根鞘の分化過程におけるWntシグナルの役割を明らかにすることを目的とする。具体的には、内毛根鞘特異的にCreリコンビナーゼを発現するトランスジェニックマウス(K71-Cre)とbeta-catenin遺伝子(Ctnnb1)のfloxアレルを持つマウス(B6.129-Ctnnb1tm2Kem/KnwJ; ジャクソン研究所から凍結胚を購入し、融解移植を施行)を交配させることにより、同層構造でのみbeta-cateninが欠失したコンディショナルノックアウトマウスを作成する。まず、Ctnnb1がヘテロでノックアウトされたマウス(K71-Cre・Ctnnb1flox/Wt)を作成したが、肉眼所見では野生型マウスと同様の毛質を呈していた。したがって、Ctnnb1遺伝子が半分欠損しても(haploinsufficiency)、毛包の発生・分化には大きな影響を及ぼさないことが示唆された。その後、K71-Cre・Ctnnb1flox/Wtマウスを再度Ctnnb1flox/floxマウスと交配させることにより、Ctnnb1遺伝子が内毛根鞘でホモでノックアウトされたマウスを作成しようと試みたが、生まれてきたマウスをgenotypingしたところ、目的のマウスの作成には至らなかった。
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